外貨預金（がいかよきん）とは、日本円を外国の通貨に両替し、それを銀行に預金して利息を稼ぐ投資方法です。

・FXには、「為替レートの変動」以外にも、「スワップ金利で稼ぐ」という手法があります。そうなると、「外貨預金利息」と、「FXスワップ金利」ではどちらが稼げるか？ということになりますが、これは間違いなくFXの方が稼げます。（1豪ドル80円のときに1万豪ドルの買いポジションを建てて、85円で決済した場合）　[為替損益=+50,000円]

比較ポイント	FX	外貨預金（定期1年）
必要資金	レバレッジ1倍=80万円 レバレッジ10倍=8万円	80万円
レバレッジ	〜25倍	不可
ポジションの決済	いつでも可能	満期になるまで不可
利息の受け渡し	毎日	満期になってから一括
売買方法	売り・買いの両方	買いのみ
取引可能な通貨	〜150種類 （FX会社によって異なります）	数種類
取引時間	24時間	営業時間内
資産管理	信託保全	預金保険の対象外
手数料	300円 （3銭×1万通貨）	50,000円 （5円×1万通貨）
1年間で受け取れる利息	＋40,150円 （1日110円×365日）	＋24,000円 （年利3％）
トータル損益　（為替損益＋利息−手数料）	＋89,850円	＋24,000円
トータル損益　［※1豪ドル=80円で決済した場合］	＋39,850円	−26,000円

比較表をご覧頂けると一目瞭然ですが、メリットは「FXスワップ金利」に集中しています。

「外貨預金なら安全」と言葉巧みにセールスする営業マンの方が数多くいらっしゃいますが、普通預金とは違って外貨預金には「元本割れ」が発生します。FXならその時点で自由に決済できますが、外貨預金は途中解約できません。

また、外貨預金では高額な手数料がネックとなって手数料>>満期で受け取れる利息となります。仮に買ったレートと同じ額で決済した場合、FXはスワップ金利で＋39,850円になるのに対して、外貨預金では満期利息より手数料が高いので−26,000円になってしまいます。

つまり、買ったレートから2円ほど高値にならなければ、必ず「元本割れ」になってしまうのが、外貨預金という金融商品なのです。

FX口座でレバレッジ1倍で運用するのと外貨預金では一見同じように見えますが、メリットは比較にならないほどにFXが有利ですので、金利で稼ぐという目的ならFX口座を利用して「スワップ金利」を受け取った方が絶対にお得です。