OCO（One cancel other＝オー・シー・オー）注文とは、新規注文・決済注文のどちらの場合にも、それぞれ「2つの発注」ができる注文方法です。（約定するのはどちらか一方）

※IFD、IFOの様に新規注文と決済注文が同時に出せるというわけではありません。2つの発注には、それぞれ【買い・売り】、【指値・逆指値】が設定できますので、発注可能な組み合わせは全4通りとなります。

・簡潔にまとめると、OCOで新規ポジションを建てるケースは以下のような場面になります。

（1） 買い注文を、指値・逆指値の両方で発注したいとき
（2） 売り注文を、指値・逆指値の両方で発注したいとき

（3） 買い注文と売り注文を、どちらも指値で発注したいとき
（4） 買い注文と売り注文を、どちらも逆指値で発注したいときOCOは、新規ポジションを建てるときに決済予約をすることは出来ませんが、既に保有しているポジションに対しては利食い・損切りの両方で決済注文を出せます。

例えば、
・100.50で約定したドル円の買いポジションを、OCOで決済注文
【設定レートは指値100.70（利食い）、逆指値100.30（損切り）】

この場合、レートが100.70になれば利食い（+20pips）、
逆に、レートが100.30になれば損切り（-20pips）となります。

※利食いが先に約定すれば損切りはキャンセル、損切りが先に約定すれば利食いはキャンセルとなります。OCOは、どちらかと言うと「新規注文」よりも「決済注文」で活用されます。「夜間や外出中の時など」相場のチェックが出来ない状態でも自動で利食い・損切りの両方をこなせますので、FXを攻略する上で必須の注文方法と言えます。